歯が壊れる原因は「咬み合わせ」

歯が壊れる原因は「咬み合わせ」

咬み合わせというお口全体のバランスから歯の治療を診るという発想がないため、「咬み合わせ異常」状態を見つけだし原因解決としての積極的治療を提案してくれるところが少ないことも事実です。咬む力はみなさんが想像している以上に破壊的なものです。男性では200キロ、女性でも100キロ近い咬む力がかかっているんです。大きいですよね?

これは吉本歯科医院で患者さんに使って頂いている全身を安定する咬合マウスピースです。歯の破壊やすり減りを予防するものです。このマウスピース、硬い素材でできているんです。ですが、このマウスピースがわずか6ケ月もたたないうちに穴があき、割れてしまったという患者さんがいるんですね。つまりこれは硬いマウスピースが割れたり穴があいてしまうほど破壊的な力で噛んでいるという証拠です。マウスピースは割れたり穴が空いても修理すればいいんです。しかし、ご自分の歯が割れたり、穴が空いたらどうでしょう?修理できますか?修理できません。神経を取るか、ひどい場合には抜歯しか、ないんです。マウスピースはあなたの歯が破壊される身代わりとなってくれる重要な存在ですので必ずお使い頂きたいものです。

噛む力が男性では200キロ、女性でも100キロとお話しました。そんな力が毎日毎日、歯にかかり続けるわけです。特に咬み合わせが悪い場所にはある一点にだけ、過剰な力がかかり続けるわけです。たとえ自由診療でどんなに素材のいい強度の高い被せ物や詰め物を入れたとしても咬み合わせ異常という原因をお口の中に残したまま治療をしてしまうと近い将来必ず破壊されます。雨だれ石をうがつという言葉があります。軒先から落ちるわずかな雨垂れでも長い間同じところに落ち続ければついには硬い石に穴をあけるという意味です。たとえ弱い咬む力だったとしても毎日毎食、毎晩の歯軋りのたびに力がかかり続けたとしたら必ず破壊されていくのです。

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香川県高松市。削らず薬で治す歯科。吉本歯科医院の院長。歯学博士。現在日本で行われている歯科治療の8割は過去に治療した部分の再治療。再発を起こしにくい歯科治療を提案。歯を失わないための講演を各地で行っている。放送大学講師。

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