歯科治療の成功にかみ合わせが重要な理由
歯周外科、インプラント治療、噛み合わせ治療、矯正治療をお受けになった金本様が吉本歯科医院を選ばれた理由とは。
プロのスポーツ選手が吉本歯科医院の咬み合わせ治療を選ばれた理由とは。
あなたは知っていますか?咬み合わせの悪さが原因で虫歯や歯周病になってしまうことを。また、かみ合わせの悪さが原因で顎関節症の症状が出たり、歯の治療後、ひどい肩こりや頭痛が起こったりしてしまうことを。吉本歯科医院は四国で珍しく咬み合わせ専門歯科医院として治療を行っております。四国各地からお越し下さる患者さんとお話をしていると、ほとんどの方が「まさか咬み合わせが原因だったなんて!」と驚かれます。多くの方が、虫歯や歯周病になり歯医者さんを訪れる時には「私がきちんと歯磨きをしなかったからこんなことになってしまったんだ」と思われます。だから「悪くなってもしょうがない」と思い込んでおられます。もちろん歯みがきが不十分だったために虫歯や歯周病が進行してしまうこともあります。しかし原因はバイキンだけではないのです。歯みがきができていなかっただけではないのです。「咬み合わせ」という言葉を知って欲しいのです。開業以来、1万人を超える患者様のお口の中を診させて頂きました。その中で「咬み合わせ」が原因で虫歯になったり、歯の神経を取らなくてはいけなくなったり、歯を抜かなくてはいけなくなったり、歯が折れたり割れたりといった症状が出ている方はなんと8割以上です!咬み合わせに問題があるにもかかわらず歯の掃除だけ一生懸命していても、歯の寿命は短くなるばかりです。さあ、以下のような症状がおありになる方は「私の咬み合わせは大丈夫かしら?」と疑ってみて欲しいのです。歯が破壊される原因は咬み合わせ
学問として専門的に「かみ合わせ」を歯科で研究している分野を歯科補綴学、補綴歯科といい、公的な学会が日本歯科医学会専門分科会の(公社)日本補綴歯科学会です。補綴歯科の専門的知識と技術、経験を持つ歯科医師により、この分野で高い水準の歯科医療を行って、保健福祉に貢献することを目的として専門医制度が施行されています。補綴的考え方(かみ合わせ)を専門に治療を行えているのは高松市では珍しく(公社)日本補綴歯科学会 専門医である吉本彰夫が2名中の1名です。(2018年11月現在公表に承諾した専門医参照)。http://hotetsu.com/p6_01.html
☑治療した部分の被せ物や詰め物が外れる
☑歯みがきをしているのに虫歯が再発する
☑顎関節(あご)が痛い
☑口が開かなくなった
☑歯の治療後、肩がこるようになった
☑歯の治療後、頭痛がするようになった
☑歯の治療後、足や腰が痛くなった
☑歯の治療後、まっすぐ歩けなくなった
上記の症状は様々な原因からおこります。しかし、かみ合わせの悪さはこれらの大きな原因の一つであることを知って下さい。大掛かりな治療をした後、頭痛や肩こりがひどくなってくる方がいらっしゃいます。咬み合わせと頭痛の関係を無視して歯科治療を継続してしまうと、後が悲惨です。一度削りとった歯はもう二度ともとには戻せません。咬み合わせの高さはほんの1~2ミリの誤差で全身のバランスを崩すのです。歯科治療に最も重要なことは咬み合わせであることを知って下さい。
咬み合わせ異常が原因で起こる全身の症状
咬み合わせ異常が原因で頭痛がひどくなった
↑頭痛と咬み合わせの関係をわかりやすく吉本歯科医院院長吉本彰夫が解説しています。
咬み合わせ異常が原因で肩こり・腰の痛み
↑肩こり・腰の痛みと咬み合わせの関係について咬み合わせ専門歯科 吉本歯科医院の院長 吉本彰夫が解説しています。
咬み合わせ異常が原因で耳が痛い、耳が聞こえにくくなった
↑耳が痛い、耳が聞えにくくなってきたことと咬み合わせの関係について解説しています。
咬み合わせ異常が原因で耳鳴りがひどくなった
↑耳鳴と咬み合わせの関係について解説しています。
歯の治療中に痛くなかった歯がいたくなる原因
↑歯の治療中に痛くなかった他の歯が痛くなってくることと咬み合わせの関係について解説しています。
右の歯を治療中に反対側の歯が痛くなってきた原因
↑右(左)の歯を治療中に反対側の歯が痛くなってくることと咬み合わせの関係について解説しています。
咬み合わせが原因で全身症状が出る理由
歯は口の中にあります。口は頭部にありますね。そして頭と体は繋がっていますね。
頭って、すいかの大玉くらいの重さがあるんです。
そんな重い頭が
背骨の上にチョンと乗っかっているんですね。
乗っかっているので頭のバランスが崩れると当然その影響は繋がっている全身へと向かいます。
やじろべえのようにです。
咬み合わせバランスの鍵を握るのは下顎(したあご)
咬み合わせバランスの鍵を握っているのは下顎です。
↑咬み合わせと頭の位置について解説しています。
さあ、この頭蓋骨の模型をご覧くださいね。
よく見て下さい。
あなたの上の歯は、頭蓋骨にくっついている存在です。
これに対し下の歯はどうでしょう?
下顎にくっついていますよね?
下顎って筋肉でぶら下がっているだけの存在です。
頭蓋骨にくっついていないんです。
下顎はぶらんぶらんと右に左に、
前に後ろにと、自由に動き回れる存在なんです。
振り子のようにブランブランと自由に動き回れる存在、それが下顎です。
さらに下顎は頭の骨からぶら下がっており、
人間の骨の中で唯一左右に渡って関節を持つ骨なのです。
下のアゴは全身のバランスを保つ重要な器官です。
もっと詳しく言えば、あなたの下顎はあなたの全身バランスを司る重要な振り子の器官なんです。
吉本歯科医院で行うあらゆる歯科治療にはこの「咬み合わせをきちんとする」という考え方が基本としてあります。
咬み合わせというのは「はい、あ~んして」とお口の中を肉眼で診ただけでは判断できないものなのです。
歯の咬み合わせとは歯が埋まっている地盤である顎や骨の状態から考えていく必要があるのです。
さあ、この模型をご覧ください。
上の歯を模型にしてみるとこうなっています。
下の歯ははずしています。
上の歯って、頭蓋骨と一体化しています。
上側の歯って実は動かないんです。
頭蓋骨と一体化しているため上の歯と頭蓋骨はこの通り、くっついています。
頭蓋骨が傾いた時に一緒に一体となってその角度に合わせてくっついたまま動くことはあるのですが上の歯が単独で頭蓋骨からどこか別の方向へ動いてしまうということはないのです。
それに対して下顎というのは頭から筋肉でもって下の歯と下顎は一体化した状態でぶら下がっているだけなんです。
前にも後ろにも右にも左にも上下にもブランブランと
360度振り子のように自由に動くことができるようになっている。
これが下の顎です。
下顎は振り子のような存在になっているんです。
体の動きに対して体の重心を整えるための「振り子」のような役目をします。
下顎は体の中で左右に渡ってぶら下がっている唯一の骨です。
つまり下顎がおかしいと全身のバランスを崩してしまうということが起こります。
インプラントがお口の中に入っている方が、
その後インプラントをされた部分とはまったく違う部分が虫歯や歯周病に侵され治療が必要となった時、
噛み合わせを無視した歯科治療をしてしまうと、大変危険です。
結論から言うと、簡単に壊れてしまいます。
私たちの身体は本当に素晴らしくできており無意識のうちに全身のバランスを取ろう取ろうと下顎が右へ左へ前へ後ろへとわずかですが動けるようになっています。
振り子のようにブランブランと揺れることで絶妙な全身バランスを整えて転ばないようにしています。
下顎が自由に動けないとどうなる?
しかし、咬み合わせ異常から下顎が自由に動けない状態の方がいらっしゃいます。
咬み合わせ異常が原因で下顎がロック(固定)されてしまい本来、全身のバランスを取るべき下顎が動けなくなっている状態です。
出てくる症状としては
- 顎が痛い
- 顎関節の症状
- 口が開かない
- ふらふらめまいがする
- 頭痛や肩こりなど全身不調
- まっすぐ歩けない
- 平衡感覚が取れない
といったことが起こります。
ただ歯科医師ですので、咬み合せを治療すればそのような症状が改善するとは言えません。
また、逆もあります。右足を怪我されて右の歯をかみしめて、右の歯が割れてきた患者さんもいます。
この場合は足や姿勢を治療することが優先されます。
咬み合わせ治療によりバランスが改善されると上記の症状が改善されることはよくあります。
覚えておいて下さい。
下顎は自由に振り子のように前後左右360度自由に動けるような状態でなければいけないのです。
台湾で地上500メートルもある超高層ビル「台北101」を知っていますか?
私は実際にこの目で見たのですがとてつもなく大きいです。
このビルには耐震防風対策として世界最大の振り子を当時導入していました。
巨大な吹き抜け空間に660トンの鉄球おもりが吊り下げられているんです。
ビルが揺れるとこのおもりが揺れて接続された制振ダンパーが衝撃エネルギーを吸収しビルの揺れが相殺されてる仕組みになっているそうです。
実はこの振り子の仕組みはあなたの下顎とまったく同じ原理になっているのです。
昔の2足歩行ロボットはすぐに転んでいました。
振り子のように下あごが揺れることで全身が崩れないようにバランスを取っているのです。
しかし咬み合わせ異常が起こると、この「振り子の原理」がうまくいきません。
下顎が自由に動けなかったり、下顎がどちらか極端に傾いた状態だったり、
そういった場合には、無理な力が全身のどこかへ必ず伝わります。
全身のどこかへ無理な力や負担がかかるのです。
それが、全身の不調(頭痛、肩こり、めまい、耳なり、足腰の痛み)を引き起こします。
バランスを崩すと傾く
咬み合わせがきちんと整っている時、私たちの身体はバランスが良く保たれます。
咬み合わせ異常を起こしている時、私たちの身体は分散できなかった負担を体のどこかに背負わせようとします。
肩に異常な負担がかかったり、腰に異常な負担がかかったりと、必ず体のどこかにその負担を背負わせるのです。
その結果、全身の体のいろんな部位に不具合が起きたりします。
顎関節症と咬み合わせの関係
顎関節症も不適切な噛み合わせが大きな原因の一つであり、症状を悪化させる要因の一つです。
かみ合わせが悪く、左右の顎の関節に無理な力をかけなければ、うまく歯が当たらない、物を噛めないようなかみ合わせの場合、お食事などの時毎回、ご自身としては無意識でも、顎の関節からみたら強制的に関節に破壊的な力が加えられていることになります。
一度や二度では大きな問題にならずとも、その蓄積で少しずつ少しずつ関節が擦り減ったり、骨と骨の間にあるクッションのようなもの(関節円板と言います)が傷つけられたり、痛んだりといった事が起こり、結果ある時から顎に変な音がする、大きく口をあけると痛い、口が開けづらい、などといった症状を起こし始めるのです。さらに関節円板がクッションの役目を果たせなくなると、咬む衝撃が関節の骨に直接伝わり、関節の骨の変形(顎変形症)へと治療では治せない不可逆的状況へと進行してしまうのです。
↑顎の痛みと付き合い初めて10年目の患者様が選んだ咬み合わせ治療とは
咬む力と咬み合わせ
このレントゲン写真は同じ2本の歯だけが何度も何度も治療が必要になられた患者さんです。
他の残り30本の歯に治療経験はありません。
なのに同じ2本の歯(左上下の白い治療跡がある歯)だけが何度も何度も治療が必要されてこられたのです。
不思議ではないですか?
この2本だけ何度治療しても悪くなるのに、この2本だけ歯みがきされなかったのでしょうか?
歯ブラシを当てられなかったのでしょうか?
ほとんどの患者さんは他の歯よりも入念にお掃除されていたのでは無いでしょうか?
しかし、歯の神経を取ることになってしまったのです。
上の歯は最初の治療は小さな詰め物、2回目は大きな詰め物、3回目は神経を取る治療、4回目の治療で抜かなくてはいけないと診断されて来院された患者さんです。
3カ月毎に歯科医院に通いメインテナンスの掃除を続けていたのに抜歯なのです。
競輪選手やサッカー選手、空手選手、ゴルフ選手などプロとして活躍される方は「咬み合わせ」の重要性をご理解いただける患者さんばかりです。
「歯を食いしばって踏ん張る」という言葉があるように地に足をつけて体を安定させて力を入れて踏ん張るときには噛みしめることが多いと思いますが、この時の上下左右の歯の接触面積や左右バランスの偏りによって入る力は変わります。
プロのスポーツ選手などは咬み合わせを整え、全身を安定させるマウスピースを作成し、日常生活に取り入れることで成績が明らかに伸びていくとのご報告は数多く頂いております。
咬み合わせバランスが悪い状態で噛んでいると、過剰な咬合力が歯に直接影響を及ぼします。
具体的には
- 同じところが何度も虫歯になる、痛くなる
- 治療したところの被せ物や詰め物が外れる、割れる、折れる、壊れる等
「何度も同じところが悪くなるなあ」とお感じになられている場合にはそれは「歯みがきを怠ったから」ではなく「咬み合わせ異常」が原因の場合はほとんどです。
そして、そもそも最初に治療する原因となった虫歯も、細菌ではなく「咬み合わせ異常」が原因だったかもしれません。
噛む力(咬合力)は男性なら200キロ、女性でも100キロの力がかかります。
それほどの力をあなたのお口の中にある28本の歯で力を分散して「みんなで支えて」いるわけです。
咬み合わせバランスが悪い場合には、奥歯だけ、前歯だけといったある一か所にだけすべての力がかかっています。
200キロの力を奥歯の2本程度だけで毎日毎食負担していたとしたら、当然、破壊がはじまります。
どんなに歯が丈夫な方であっても、弱い力でも長年耐え続けることは無理です。
無理なのでどこかで「破壊」が始まります。
雨垂れも、長い年月にわたって石に落ちつづければ、ついに石に穴をあけてしまうのです。
雨垂れ石を穿つ(アマダレイシヲウガツ)です。
想像して下さい。
10人で担ぐおみこしを、8人がさぼっていてたった2人で担いでいたとしたら。
力持ちの2人だとしても長い時間は耐えることができなくなってしまうのです。
そういう状態です。
咬み合わせ異常の方は左右どちらかの奥歯だけに、
とか、前歯だけに、
ある一部分にだけ過剰な負担がかかっている状態です。
負担がかかっている歯はたえず、トンカチでガンガン衝撃を与えられ続けている状態です。
「もう耐えられない!限界!」となった時点で「歯が痛い!」とサインを出します。
サインを出した時にはもう、歯に亀裂が入っていたり、歯が折れていたり、神経が死んでいたり、といったことにまでなってしまうのです。
原因は咬み合わせ異常であるにもかかわらず、歯が痛くなったなら「その部分を削って詰めればいい」という治療を繰り返していると、必ず同じところがまた悪くなるということが起こります。歯が破壊される原因は咬み合わせ
だって、歯が破壊された原因は「咬み合わせ異常」であるにもかかわらず、原因を口の中に残したまま自由診療でどんなにいい被せ物でふたをしても、すぐに破壊されてしまいます。
歯の破壊、親知らずが原因かもしれません
親知らずが原因で、隣の歯をどんどんドミノ倒しのようになぎ倒していくことがあります。
今でこそ「親知らずが咬み合わせを破壊する」ことは多くの人に知られていますが、私が開業した20年前、咬み合わせ専門歯科医師として患者さんに「親知らずが原因ですね」とお伝えした時には、ほとんどの方が「そんな話は聞いたことがない」と驚かれていました。
日本全国の歯科医師の中でも「親知らずが咬み合わせを破壊する」とは誰も言っておらず、他の歯医者さんでは「そんなことはない」と言われたと患者さんも戸惑っておられました。吉本歯科医院に勤めた勤務医達も最初は「え?親知らずですか?」と驚いたほどです。それほど、知られていなかったのです。
しかし今では、「本当にその通りになりました」と3年後、5年後の経過が患者さんご自身の写真で見比べていただくと歯が移動してきて崩れてきたことを証明してくれるのでお越しになられるほぼ100%の患者さんが「親知らずが咬み合わせを破壊する」ことをご理解頂くことができています。
どんなに矯正治療で歯並びを綺麗にしていても親知らずが残っていると後から崩されてしまいます。
いわゆる矯正治療の後戻りの原因の一つです。
伝え続けることの大切さを実感しています。
親知らずとは8番目の歯のことです。
左右上下の一番奥に生えています。
全部で4本生える方もいますし、もともと生えてこない方もいらっしゃいます。
この絵はスライド写真イメージから当院スタッフ森下にかわいらしく書いてもらったイメージ図です。
吉本歯科医院では「親知らずは抜歯した方がいい」とおすすめしています。
他の歯にまったく影響を与えず、まっすぐすーっと親知らずが生えているならいいのですが、そのような方は10000人に数人程度です。
つまり、ほとんどの方は親知らずが悪さをしているとお考え下さい。
歯が後ろから倒れているようなかみ合わせになってしまっていると、噛む力は上からかかるため、下図のようにどんどん歯が傾くのに拍車がかかり、さらに後ろから前に押される力が歯にかかるため、さらさらにどんどん歯並びが崩れたり、押された歯が割れたり、つぶされたり、詰め物などが壊されたり外されたり、遠く離れた前歯まで飛び出てくるといった事が起こります。
さあ、では実際に親知らずが原因で咬み合わせを破壊し、他の歯全体へ悪い影響を及ぼしている症例をご紹介しましょう。
↓このレントゲン写真は吉本歯科医院で開業当時に現像していたころの写真ですので、見えにくいです(^^:)
親知らずが原因で咬み合わせを破壊している症例①
右下部分を切り出して拡大しました。
8と赤く囲んでいる部分が親知らずです。
横に向いて生えていますね。
親知らずの手前の歯7番目、その手前の歯6番目、どうなっているでしょう?
6番目は全体写真で鼻の骨を起点にみると斜めに倒れて、かつ、上に上がっていますね。
親知らずに押し上げられているんですね。神経の治療も受けられて何度も治療されています。
このレントゲン写真でもう一つ重要なことが、あります。
それは、親知らずのすぐ手前の7番目の歯の根っこをご覧下さい。
根の周囲が黒いですよね。
歯を支えている骨が溶けているんです。
レントゲン写真というのは硬いところが白くうつります。
5番目の歯の根っこのあたりは歯の根の周りがまだもや~っと白くうつっています。
これは硬い「骨」が写っているんです。
しかし、7番目には、骨が、ない。
さらに6番目の根っこの7番目よりのあたりまで骨が溶けています。
7番目の歯を支えている骨が全然ないのです。
6番目の歯を支えている骨が後ろ半分すでにないのです。
ということはこの7番目の歯はグラグラに揺れています。
抜かなければならないということです。
ほっといてもそのうち7番目は勝手に抜けます。
ほっておくと6番目も同じ運命になります。
「親知らず」を抜かずに放置しておいたために、その「親知らず」が横に押し上に押し、
さらにこの7番と8番の間に溜まったバイ菌が取りきれないわけです。
ここはどんなにご自身で歯ブラシをしても、フロスをしてもばい菌を取りきること は出来ません。
歯周病とは「歯を支えている骨が溶ける病気」です。
つまりこの方は親知らずが原因で「歯周病」を引き起こしてしまっているということなのです。
親知らずが原因で咬み合わせを破壊している症例②
さあ、次は向かって右、左下の症例です。左下部分を切り出して拡大しました。
赤く囲んだ8が親知らずです。
親知らずの手前の7番目の歯、上に飛び出てますよね。グイグイグイと「どけどけどけ!」と。
いまだにこの「親知らず」活発です。
このままほっといても7番目は抜けてしまいます。
「親知らず」が原因で7番目の歯が勝手に抜けちゃうわけです。
飛び出て行っちゃいます。
30代、40代になったから「もう私、親知らずなんて関係ないわ」
50、60代になって「もう体力ないから抜きたくないわ」なんておっしゃられる方がいますが、親知らずは抜けなくても、ご自身の健康な歯が親知らずの悪さによってどんどん抜けていってしまいます。
歯が揺れだすか、腫れるか、何かしらの悪さを始めます。
年齢に関係ないということです。
ですから、親知らずは、早いうちに抜いた方が絶対楽なのです。
傷の治りも腫れも若い時の方が楽です。
60代でやむなくヒィーヒィー言いながら抜かれる方を見ていてそのように感じます。
親知らずが原因で咬み合わせを破壊している症例③
さあ、次の症例です。今度は恐ろしいですよ。
親知らずを抜かずに放置しておいたことが原因で隣の歯の神経を切断させてしまった事例です。つまり歯の神経を殺しちゃったんですね。
わかりやすく手前の7番目の歯の後ろ側の根と神経血管部分にラインを引いています(本来は右の歯のように神経血管が通っているトンネルの状態ですので、黒い線となって写ります)。
「親知らず」8が6、7に対して横にむいてきてるわけですね。
今後どうなると思いますか?
神経が圧迫されて痛いのです。
横に倒れていますから、自然に待っていても絶対生えてきませんね。
ほっといても上向きに出てこないですから、生えてきたら抜きましょう、歯茎に隠れてるから抜くのたいへんですから、腫れますからっていって置いておくと、こんな風になってしまうのです。どうなってしまったか?
わかりますか?
親知らずによって、手前の歯の神経がちょんとブチ切られていますよね。
昔のゲームに「パックマン」ってありましたよね。
そんなイメージでしょうか。
食べられてしまっています。ものすごく痛がりますよね、この患者さんは。
とても痛いと思います。
歯の神経血管は顎の後ろから顎骨の深い部分中を通って歯の根から入っていきます。
ここをちょんと切られるわけですから、とんでもなく痛いのです。
「何とか歯を残してください、親知らずを抜きますから」と患者さんはおっしゃいました。
しかし、すでに7の神経が切れていますから、指が切れて落ちてるわけですから、死んだ人をよみがえらせてって言われても残念ながら手遅れなのです。
無理なのです。
なので、「親知らず」は他の歯に影響が出る前に抜いたほうが良いと私は思っています。
また、磨けない磨きにくいということも分かると思います。
磨けないということによって何が起こるんでしょうか。
8番目と7番目の歯の間に汚れが溜まっていきます。
そこが磨けないので腫れていきます。
これを智歯周囲炎と専門用語では言います。
「親知らずが腫れて痛いんです!」と言われる方のほとんどがこれであります。
前歯が折れた
虫歯ができやすい
歯がグラグラする
顎が痛い
顔がゆがんできた
いろいろな症状がありますが、その全ての大きな原因にこの「噛み合わせ(噛みあわせ)」のバランスの悪さがあります。歯は28本が正常に並んで始めてバランスを保っています。その中でどこかの噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが崩れると、前歯が本来耐えうる噛む力以上の負荷がかかって噛んでいることになります。ですので、日々の咬む力で少しずつ、前歯は折れやすい状態になっていっており、少しの衝撃や少しの咬む力である日突然折れてしまいます。正常な歯並びであれば前歯はそうそう簡単に折れることはありません。全ての治療において、吉本歯科医院では「噛み合わせ(かみ合わせ)のバランスが歯科の治療には最も大切である」と考えています。歯が破壊される原因は咬み合わせ
咬み合わせ専門医が教える本当に良い咬み合わせとは
では、良い咬み合わせってどういうものなんだろう?とお知りになりたいですよね。一般的に良い咬み合わせというのは、「歯並び」のことかな?と想像される方が多いかと思います。
しかし、咬み合わせと歯並びとは違います。
歯並び=見た目
咬み合わせ=全身のバランスを取りきちんと噛める
とお考え下さい。
吉本歯科医院には「過去に矯正をしたので咬み合わせはいいと思います」とおっしゃる患者さんもお越しになられますが、歯並びがいいからと言って、「きちんと噛めている」ことはまた別の話しです。
では次に、当医院が考える「よいかみ合わせ」とはどのようなものかをお話しします。
咬み合わせ専門医 吉本彰夫が考える良い咬み合わせとは
①頭の骨
②関節
③歯の並び
④筋肉
咬み合わせを構成する①~④の要素が
- 全てバランスが良い状態になっている
- 無理な力がかからない状況になっている
ことを言います。
さあ、詳しくお話していきます。
歯は上下合わせると28本あります。
28本あるということは、28本すべての歯で噛む力を分散し、噛めている状態が理想的なのです。
まず第1に「お口の中の歯が、ちゃんと全員で噛む力を分散できている咬み合わせであるかどうか」です。
私たち人間が噛む力は男性なら200キロ、女性でも100kgと言われています。
「私は歯が昔から丈夫なんですよ」という方でも奥歯1本にだけすべての力がかかってしまうなら、いずれ破壊されていきます。
ですので、自然にかみ合わせたときに、多くの歯が均等に、同時に噛みあい、その力を分け合えるかみ合わせでなくてはなりません。
上ののレントゲン写真をご覧ください。
上の歯と下の歯がだいたい同じ程度の隙間です。
どこか一か所だけ飛び出して突き出ていたり逆に、
引っ込んでいたり、ということがないほぼ健常な咬み合わせの図です。
レントゲン写真を診るというのは、「間違い探し」を見つけるゲームと思って下さい。
正常なレントゲン写真を頭に浮かべ、それに比べてどこが違うか?という具合に診断を行っていくのです。
この正常な図に比べてどこかの歯だけが極端に飛び出ていたり、歯と歯の間の隙間が空き過ぎていたりする場合には、噛むことに参加していない歯があったり、極度に強い力がかかっている場所があったりという異変があると考えられます。
良い咬み合わせとは咬む力をみんなで左右均等にバランスよく分散できているということです。
全身を安定させるマウスピース治療
私(吉本彰夫)は、顎関節症では、ありません。
しかし、毎晩眠る時にはかならずマウスピースを装着してから布団に入ります。
当院で治療を終えられた患者さんの多くは、治療後マウスピースを作製し、
夜眠る前には必ずマウスピースを装着してお休み下さい、とお伝えしています。
スポーツ選手でもないのに?
顎関節症でもないのに?
歯がガタガタでもないのに?
ほとんどの方がそう、思われます。
それは、マウスピースの本来の使い方をご存知ないから、です。
当院が考えるマウスピースは、噛み合わせのバランス、つまり全身のバランスを崩れるのを遅らせる
「全身のバランスを整えるための道具」なのです。
その理由を今からお話しますね。
私の医院では、マウスピースの種類は全部で7種類あります。
一種類ではありません。
上下が繋がって一体式のものやその組み合わせなどなど、です。
私はまず、患者さんの噛み合わせの状態を見ながら、
どのタイプにするかを決めます。
まず、平らなマウスピースを付けていただくと、「噛み合わせ」がズレます。
ズレると申しますか、歯の位置に関係なく噛めますので、顎が本来の位置に戻ろう戻ろうとします。
①「顎の骨」
②「関節」
③「筋肉」
噛み合わせを構成するこの3つが歯の位置に関係なく、自分自身の楽な場所に戻ろうとします。
これは人間の持つ自然な性質です。
ですので、その場所では、「噛みづらい」という状況が起こることがあります。
でも、心配しないで下さい。
ほとんど、8割、9割の方は、マウスピースを外して30分、1時間もたてば、また同じように食事が出来る様になります。
なぜだと思われますか?
人間は、そうやって状況の変化に順応できるような構造になっているんです。
そして、マウスピースをして、本来の場所に戻ったら、そこで噛めるようにすれば良い!
と、思いがちなのですが、それだけでもないのです。
さて、ちょっと考えてみて下さいね。
皆さんは普段お食事をされる時に、
右で噛みますか?左で噛みますか?
どちらかの方で良く噛まれていませんか?
左右どちらかの方が噛みやすくありませんか?
左右同時ではなくどちらかの方が先に接触しませんか?
こんな質問をされても「え?どういうこと?」と思われる方がほとんどだと思います。
実際に私も患者さんにお尋ねしますが、ほとんどの方が、「そんなこと生まれてこのかた意識したこともないです」
「いつも片方だけで噛んでるけど何か問題でも?」とおっしゃられます(笑)
前歯を治療した時にはじめて、自分が奥歯でものを噛めていなかった、ということを自覚される方も多いのです。
食事は無意識に前歯で噛み砕いていた、ということを前歯を治療してみて
前歯で噛めなくなってはじめて気がつくのです。
それほど、普段自分がどこの歯で噛んでいるか。
当たり前になっていて考えたことも無いと思います。
ぜひ一度、お食事の時に、チェックなさってみて下さい。
右か左か、どちらか一方、噛みやすい側で、噛んでいる方も多いと思います。
「私は右だ」「私は左だ」と、即答される方もいます。
ちなみに私、吉本彰夫は、両方の奥歯で噛んでいます。
いつも両方の奥で噛んでいるっていう方は、OKです。
この様に、「右で噛む」「左で噛む」、という噛み癖が、習慣として無意識に人間にはついています。
その様な噛み癖がついている場合、マウスピースをして、変化のあった噛み合わせの位置にすぐ治療すればいいか?と思われますよね。
しかし、残念ながらこのような噛み癖で崩れている噛み合わせの場合は、治していくのにとても時間がかかります。
私の医院にはプロスポーツ選手の方も各地からご相談に来られるのですがそういった噛み合わせが身体の重心を支えることを身をもって体験している方が多いので、話がとてもストレートに伝わります。
例えば、テニスをしている方なら、すぐお分かりになるかと思います。
「右手」と「左手」、見比べていかがでしょうか?
筋肉の付き方、まったく違いますよね?
ラケットを持つ手が右手であれば、左手と比べて右手の筋肉がすごく強く太くなっていませんか?
つまり、噛み癖も同じで、右でよく噛んでいる方って、右の筋肉がすごく発達しています。
それに比べて左の筋肉は衰えてしまう。それによって見た目も、大きく顎が曲がった様に変わってきたりするわけです。
この様に、右と左で筋肉が違う方の場合は、左の筋肉を鍛えてあげないと、右での噛み癖の方の場合は、左で噛める様に、左の筋肉を鍛える必要があるのですね。
そういう事を、マウスピースを調整しながら探していきます。
吉本歯科医院でマウスピースの調整のために通院されたご経験のおありになるかたは実感がおありになるかと思います。
調整していくことによって、だんだん左で噛める様になっていきます。
噛む位置が変わってきたりもします。
それと共に、右はそこまでの筋肉を必要としなくなりますから、右は少し筋肉の力が衰え、左の筋肉が鍛えられる、その様になっていきます。
筋肉のバランスが取れてくるのです。
早い人ですと、3ヶ月もしない内に調整が終わる方もいらっしゃるんですが、その様に噛み癖が、非常に長期間になっている方の場合は、半年、1年と調整をしなければ、十分いい場所にまでズレを戻す事は出来ません。
ここを慌てて、急いでしまいますと、せっかく正しいと思われていた位置がまだ十分でなく、またすぐにズレてしまいます。
あわてず、焦らず、ゆっくりリハビリしましょう(笑)
姿勢まで良くなっていきます。
取り外し式の総入れ歯をご使用の方は、食事中に入れ歯が飛び出さないようにするため、頭を首から後ろに傾け、下あごを後ろに引っ込めてお食事されています。
このことにより頚椎がズレます。
頭を首の真上ではなく、頭をうなだれるように前かがみになってお食事をされるようになります。
頭は5キロ以上もある重いものですので、首にものすごい負担になります。
さらに頚椎がズレます。
背中まで曲がり、ご自身で姿勢を維持できなくなり、杖や押し車を必要とされるようになっていかれます。
固定式の入れ歯に変えられたとたん、前かがみになる必要性がなくなりますので、姿勢まで良くなっていきます。
ですので、十分なマウスピースの調整のためには
①調整する期間
②使う時間
③使う期間
④姿勢
という条件がとても重要になってきます。
今、当院で、「マウスピース調整」を行っている最中の方は、このことをどうぞ覚えていてくださいね。
このマウスピースは、そのように使って頂くと、ものすごく楽な場所、顎を楽に閉じた場所で、歯と歯が噛み合う場所を探す事が出来るナビゲーション装置なのです。そして、マウスピースで探した「最適の位置」それが、吉本歯科医院で考える良い噛み合わせの第一段階での場所と、その様に考えています。
さて、噛み合わせとは、微妙にズレていくものだということをどうぞ知って下さいね。
皆さんとっても驚かれます。
「え?歯が動くの?」
はい(^^)動くのです。
小学生や中学生の頃と比べてこんな症状が出ていらっしゃる方はいませんか?
- 下の歯がガタガタになってきた
- 飛びでてきた
- 上の歯がガタガタになってきた
- 出っ歯になってきた
- 動いてなかった歯が動いてきた
- 右でしか噛めなくなってきた
- 右で噛んでいると、顎が痛くなってきた
- いつも決まった所が痛くなる
- いつも決まった所が虫歯になる
- いつも決まった所の歯がダメになる
- 同じ所が何度も繰り返しダメになる
- 以前入れていたマウスピースを久しぶりに入れてみようとしたら、 窮屈だった。入らなかった
これは、実際に吉本歯科医院にお悩みをご相談になられた方の声、です。
私、吉本彰夫の考える良い噛み合わせとは、10年後も、今と変わらずほぼ同じ場所に同じ歯があるそういう事にも着目しています。
1日1日が同じ状況であれば、10年後も同じ場所ですよね?
例えば、私はよく女性の方にお話します。
女性なら誰だっていつまでも若々しくいたいですよね。
しかし、人間は誰しも例外なく、今日というこの日より、明日の方がより「老けて」「衰えて」いっています。
成長している、に対して、退化していっているのです。
肉体としての機能は刻一刻と衰えています。
その衰えを少しでも食い止めるために、ありとあらゆるアンチエイジングに関することが世に出ています。
ほうっておいたら衰える一方なので、なにかしらの手を打ちたいと思うのが女性の心理ですよね。
それが、昨日とまったく同じ肌の状態と言うのを、毎日毎日続ける事が出来たらいかがでしょうか?
毎日毎日同じ肌のツヤを持ち続ける事が出来たならば、10年後でも同じですよね。
「あなた変わらないわね~」とか、
「昔よりもキレイになったんじゃない」
と言われるような方は、何かしらの努力をしているのでしょうね。
歯だって全く同じ、なのです。
手入れをしないと、どんどん衰え退化し、状態は悪くなる一方なのです。
噛み合わせの見地からアンチエイジングを考えた時、
噛み合わせの高さが低くなる⇒顔の皮膚が余って縮んだようになっていく⇒シワが深くなる⇒老ける
と、なります。
噛み合わせが低くなる、ということは歯が磨り減っていくことで、起こります。
歯が磨り減って噛み合わせの高さが低くなっていく、ということは、
比例して顔の表面の皮膚つまり、鼻とオトガイ(下あごの下部先端)の距離が短くなるということです。
噛み合わせが低くなってしまった、という方は、それに伴って顔の皮膚の下の筋肉が縮むのですが、表面の皮膚は硬くて余るので、シワが入ったように見えてしまうのです。
歯や歯茎が頬の筋肉や脂肪や皮膚を持ち上げ、支えている地盤なのです。
歯が何本か無くなると、取り外し式の入れ歯を外すと、急にその部分の頬が痩せこけた様になるのは、その為です。
みなさん、肌表面のお化粧やスキンケアには念入りにされますが、実は口の中を「若い状態」に保ってあげるということが、実は最高のアンチエイジングへの近道、です。
単純に考えてみてください。
顔の皮膚は、はりやツヤや弾力があり、たるみがないと、美しく若々しいですよね?
その筋肉は骨にくっついているのです。
皮膚表面をいくら美しくしても、骨と骨との距離が縮んでしまったなら、
骨にくっついている筋肉も同じように縮んで表面の皮膚が「しわしわ」にたるんでくるのです。
もし、いつまでも若々しくいたいと思うならば
奥歯をしっかり噛めるように噛み合わせの高さを正常にし、
きちんと噛めるようにしてあげることが、近道です。
きちんと噛めるということは、それだけで頬と首の筋肉を毎日無意識に鍛えます。
それも深い部分の筋肉をしっかりと鍛えてくれます。首を支える筋肉がしっかりしていれば、
首のタルミやシワも消えていきます。
首の筋肉を鍛えることができるのが、奥歯でしっかり噛むという行為なのです。
現代人は、奥歯でしっかり噛むことができないので、必然的に首の筋肉は鍛えられないまま、です。
5キロ以上もある大きな頭部を支える首の筋肉が鍛えられていないので、肩こりも起こります。
肩こり頭痛持ちの小学生も少なくはありません。
また、きちんと噛めるようになると、顔の筋肉は勝手に鍛えられますので、顔のたるみ、顎の頬のたるみ、
目の下のたるみ、などは見違えるように変化していくのです。
「噛み合わせ」がどれほど、全身へ影響しているか、また「老け顔」と関係しているか、知って下さい。
私、吉本彰夫も、よく患者様に「良い歯並びですね、矯正されたんですか?」
そういうご質問を受けることがよくあります。
私はまったく矯正もしていなければ、生まれ持ったそのままの歯の状態であります。
親しらずは抜きました。
その私でさえ、マウスピースは使用しています。
毎日使用しています。
なぜでしょう?
私の医院では、お会いする患者さんの全てにこの「全身を安定させるマウスピース」をお使い頂きたいと思っております。
そして、当院で治療をお受けになった7割の患者さんは吉本歯科医院のマウスピースを日々使用してくださっています。
スポーツ選手でもないのに?顎関節症でもないのに?そうです。
全ての方に、です。マウスピースをして眠る習慣をつけて下さい。
それだけで、歯の寿命は確実に伸びます。
そして、女性であればさらに、顔の老化のスピードを圧倒的に遅らせてくれるものとして手放せないものとなってくるでしょう。
歯は丈夫であっても、歯を支えている骨というのは、年齢と共に痩せていきます。
さらに、年を重ねていくと歯そのものの状態、つまり「歯の質」が変わってきます。
あなたは、今ご自分の歯の状態は生まれた時の歯の状態だと思いますか?
真っ白い綺麗な形態の歯だと思われますか?
実は違うんですね。
実際は、歯の構造で見ると、表面は「エナメル質」と言う硬いもので覆われています。
中にあるのはまずは「象牙質」です。
そして、その奥深くに「神経」「血管」が有るのです。
表層側には「エナメル質」という硬い部分があります。
ここは一番硬い、歯でいう鎧の部分ですね。
これはもう、60代では磨り減って無くなります。
歯の根は有るんですけれども、歯の頭が磨り減っちゃっているんです。
そうすると「象牙質」が見えてきます。
そして「象牙質」が簡単に磨り減っていきます。
そうすると、硬い部分のエナメル質が周囲にあって、
中が軟らかい象牙質ですから、中が磨り減っていく。
- 「歯の頭の中が磨りへっていく」
- 「歯の周囲は白いけれども、中が茶色くなってきた」
- 「歯の内側から茶色く、(黒っぽく)色がでてきた」
という風に表現される方もいらっしゃられますが、そこが周囲に比べて軟らかいので、どんどん磨り減っていくんですね。
そして、それが進行すると何が起こるか?
周囲のエナメル質に裏打ちはありませんから、
虫歯でもないのに歯が割れる、欠けるのです。
次々に歯が割れる。
「硬い物を噛めなくなる」ということが起こります。
さらに、象牙質が磨り減って歯の表面から神経までの距離がどんどん近くなってくる。
「噛むとしみてくる」
「ズキズキしてくる」
「歯が割れる、欠ける」
こんな事が起こってきます。
歯の強度的な問題でも、残念ながら寿命に打ち勝つことは出来ない訳です。
では、ここで問題です。
「歯はいつ、磨り減って無くなってしまうんでしょうか?」
食事の時でしょうか?
ほとんどの方が食事の時、しっかり噛みますから、その様にお考えになるかもしれません。
ですが食事の場合ですと、歯と歯が、上の歯と下の歯が当たっているというのは非常に短い時間です。
非常に少ない状況です。強く噛みすぎると痛いですから止めます。
実は、歯は、食事の時にも実際に磨り減るんですけれども、それ以外にももっと磨り減る時間帯があるのです。
それは、寝ている時なんです。無意識に歯軋りをしている時です。もしかすると「私は、歯軋りなんかしていないよ」と思われるかもしれませんが、歯軋りは全員しています。
生理的なものなので、程度の差はあっても100%みなさん、されています。
ただ、よく言われる一般的な「歯軋り」と言うのは病的なもの「すごく音がうるさいである」とか「すごくくいしばっている」であるとか、そういった周囲の人がうるさくて気が付くもの、もしくはその痛みによって目が覚める方を指します。
しかし、実際は、ほぼ全員の方が歯軋り「磨り合わせ」とも言いますけれども、上の歯と下の歯がきちんと磨り潰せる様に、磨り合わせをする事によって、ぴったりと上の歯と下の歯が、当たるようになる為に、磨り減っていく、そういう特性を持っています。ですので、ほぼ100%の方は夜寝ている時には、歯を磨り合わせるように「歯軋り」をしています。
顎が自由に動ける様に、歯がうまく磨り減っていくのです。
どこにどのように歯が生えてくるかは後天的な要素が多いことを保障するために、とがった歯を磨り減らすようにして、将来ピッタリと噛み合うことができるように創られた人間の神秘なのです。人間というのはそのような機能を本能として全員持っているんですね
ところが、想定外のところに歯が生えてきた場合には、これが先ほどの「すごく音がうるさいである」とか「すごくくいしばっている」といった病的な症状が出る方の場合は、どんどんちびますし、その力でもって歯にヒビが入って欠けたり割れたり、歯が揺れていったり、抜けていったりします。
年齢がお若い方であっても関係はありません。ですので、それを止める必要がある訳なんですね。歯が磨り減っていく時って言うのは、意識がありませんから、皆さん「僕はやってるよ」「私はやってるよ」なんて意識は在りません。
食事の時はどうでしょうか?
硬いものを噛んだ時、石を噛んだ時、「痛い」と思うわけです。
なので意識して、噛むのをやめます。
しかし、寝ている時は容赦なくやる訳です。
ガンガンガン、ギリギリギリ!容赦なく、です。
その時が1番怖いんです。
そこで、吉本歯科医院では、歯を失わないために「マウスピース」を使用して頂きます。
ではマウスピース、これを付けるとどうなると思いますか?
マウスピースが磨り減っていきます。
あなたの歯の代わりに、マウスピースが身代わりになって磨り減っていってくれます。
穴が開いていきます。
壊れてくれます。
真っ二つに割れる方もいらっしゃいます。
患者さんの中には3ケ月もせずにマウスピースがすり減って壊れてしまう方もいらっしゃいます。
「先生、作ったばっかりなのに壊れちゃったよ~(泣)
不良品??」なんておっしゃられる患者さんもいらっしゃいます(笑)
「えっ?せっかく作ったのに壊れてしまうの?」なんて思わないで下さい。
あなたの歯が壊れる代わりに、「身代わり」となって壊れてくれるのです。
3ケ月で壊れたということは、それほど強い力で寝ている間に歯軋りをしているということです。
その歯の磨り減りや、全身への悪影響を考えたとしたら、マウスピースが割れてしまうことなんてなんともないことなのです。
修理すればいいだけのことです。修理できなくなれば作り変えればいいのです。スポーツをされている方、空手選手や、ゴルフをされる方、野球選手
などは奥歯で食い縛る力が通常の方の何十倍もの力がかかっています。
ですので、私の医院にご相談に来られる患者さんで
奥歯がボロボロにすり減っている
どんないい被せ物をしてもすぐに故障する
ということが起こりやすいのは、スポーツや力仕事をされている方に多いのです。
スポーツをされる方にはお一人残らずお伝えしたいこと。
それは、スポーツをされていない方よりも「歯を失うリスクがとても高い」ということをお伝えしたいのです。
残念ながら、身体が資本であるスポーツ選手の方ほど、「歯」や「噛み合わせ」のことをご存知ない方が多いのです。
食いしばる、踏ん張ることで身体能力がアップすることはご存知です。そして、筋肉を鍛えられています。しかし「歯を鍛えられていらっしゃる方」はいないのです。歯は鍛えられないのです。
このマウスピース、ご自身で使って頂いた方は分かるんですけれども、どんどん磨り減っていきます。
穴が開いていきます。
欠けていきます。
割れていきます。
それほど、こんな硬いプラスチックが磨り減っていってしまう訳です。
それくらい、皆さん「歯軋り」をしている訳なんですね。
先程もお伝えしたように、70歳、80歳になった時にはほとんどの皆さんは「エナメル質」は有りません。
歯は構造で見ると、表面は「エナメル質」と言う硬い鎧(よろい)で覆われています。
中は「象牙質」そして、その奥深くに「神経」「血管」が有るんですけれども、
「エナメル質」部分、1番硬い、歯で言う鎧の部分ですね。
これはもう、ちびて無くなってしまっています。
中の象牙質は軟らかいので、どんどんちびて磨り減っていくのです。
そして、それが進行すると何が起こるか。
「硬い物を噛めなくなる」ということが起こります。
これはなぜかと申しますと、歯の表面がちびて神経にどんどん近くなってくるからです。
「噛むとしみてくる」
「ズキズキしてくる」
「歯が割れる・欠ける」
こんな事が起こってきます。
歯の強度的な問題で、残念ながら寿命に打ち勝つことは出来ない訳です。
ですので私は、今は40代ですけれども、20代の時からマウスピースは使っています。
それによって、歯が磨り減るのを遅らせているのです。
そういう理由から、私は吉本歯科医院にお越しになる全ての患者さんには、「マウスピースは必ず装着して寝て下さいね」と、お伝えしています。
知って下さいね。
歯が磨り減る
↓
噛み合わせの高さが低くなる
↓
老ける
(見た目=老人性顔貌になる)
(機能=噛めない、唾液が出ない、免疫が落ちる等)
この因果関係を、はっきり、知って下さい。
そして、当院で治療をお受けになった7割の患者さんは吉本歯科医院のマウスピースを日々使用してくださっています。
スポーツ選手でもないのに?顎関節症でもないのに?そうです。全ての方に、です。マウスピースをして眠る習慣をつけて下さい。
それだけで、歯の寿命は確実に伸びます。
そして、女性であればさらに、顔の老化のスピードを圧倒的に遅らせてくれるものとして
手放せないものとなってくるでしょう。
このマウスピースは微妙な咬み合わせ調整を必要とします。わずか1~2ミリの調整で全身の症状に変化が現れます。
そのためマウスピースの調整には何度かご来院して頂く必要があります。
四国では唯一の咬み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の院長 吉本彰夫が直接患者様のお口の状態を診ながら
マウスピースの調整を行ってまいります。
実際に治療をお受けになられた患者様の感想をご覧ください。